Wakeboarding

近年注目を集めているウォータースポーツの1つにウェイクボードがあります。ウェイクボードって何?と思う方も多いかもしれませんが、ウェイクボードは女性や初心者でも簡単に始めることができるため、最近始める人が増えているのです。
この記事では、ウェイクボードについて紹介します。

ウェイクボードのルール

Rules

ウェイクボードとは、ボードにのりながら、モーターボートにつながったロープをつかんで水面を滑るスポーツのことを言います。
水上スキーとよく混同されますが、曳航方向に向かって足先が正面に向くものを水上スキー、横に向くものをウェイクボード、というように分けられています。

ウェイクボードに使用する板は躯体に樹脂とグラスファイバーを混在させた浮力のある成形体によって作られています。また、ウェイクボードに使われるロープはラインと呼ばれ、17 mから20 m程度の長さが一般的です。
競技におけるウェイクボードでは、3人のジャッジによって完成度100点、印象度100点、組立100点の3つの項目で採点が行われます。単に水面を滑るだけではなく、インサイドジャンプ、オフザウェイキ、オーレ360などの技を披露することで得点を稼ぐのがウェイクボードの特徴です。娯楽として楽しまれることが多いウェイクボードですが、競技においては非常にアクロバットであり、高いスキルが求められるのです。

ウェイクボードの歴史

ウェイクボードの起源は1980年代にロクラン・スノーウィーが提唱したスカーフィングが起源だとされています。その後、オーストラリアでスカーフィングを元に樹脂成形型のスカーフボードが製作され、海を越えてアメリカまで広がっていきます。1990年代になると、ウェイクボードがアメリカやカナダで広まっていきました。
現在では世界中で楽しまれるスポーツとなっており、女性や子供からも人気を集めています。

ウェイクボードとオリンピック

Wakeboard and the Olympics

ウェイクボードはオリンピックの公式種目には含まれていません。しかし、近年のオリンピックでは追加種目として協議されることも多く、今後のオリンピックに追加されることが期待されています。
実際のところ、現在2024年開催パリオリンピックに追加されることが検討されています。東京オリンピックでのウェイクボードの採用は実現しませんでしたが、オリンピックでウェイクボードが活躍する日はそう遠くないでしょう。