飛込競技も古くから行われるオリンピック競技の一つで、初めて行われたのは1904年の第3回セントルイスオリンピックでした。その時行われたのは男子10メートル高飛び込み、男子距離飛込(第3回のみで廃止)の2種目だけでしたが、現在は8つの種目が行われています。そんな飛込の魅力とはいったいなんでしょうか?
2秒に集約された「美」
飛込競技で一人の選手がかける時間は、なんと僅か2秒弱です。その僅かな時間に、競技者はその持っている技術の全てを集約させるのです。行う技の難度、そして入水時に水飛沫を上げない技術。その2秒の濃縮された密度の濃さこそが、この競技の最大の魅力なのです。
過去にメダルを獲得した日本人選手はいませんでしたが、2020年東京オリンピックでは初メダルが期待されている競技でもあります。